私が働く園には園庭がありません
お天気のいい日は近くの公園などにお散歩に行くようにしています
園児たちは、思いもよらない転倒でケガをすることもあります
今回は小さな擦り傷だったのですが、その時の対応と、改めて引率時の救急バッグを見直した話をまとめてみました
➡️気になる救急バックの中身はこちら
転倒時の様子
いつも私も公園に同行していますが、メインは0〜1歳クラスの見守りです

おくら先生、Aくん転んで右手の指をケガしたのでみてもらえますか?
転んだところを見ていた、2歳クラスの先生から相談です
段差を登ろうとした時につまづいて転んだようです
園児は強い子で泣いてはいなかったけど、痛そうな顔をしています
左第2、3指の第2関節(手の甲側)に擦り傷がありました

痛かったね〜大丈夫?
手動かせる?グーパーしてみて
よかった!動くね!
手にお砂がいっぱいついてるから洗いにいこう
看護師としてのアセスメント
外で転んだケガですので、できることは限られています
まずは、骨折がないか、他にどこか打ったりしていないかを確認しました
・左第2、3指のどちらも手背側第2関節の擦過傷
・軽度の出血
・皮膚はめくれているが、骨の露出はない
・傷口に砂、砂利が付いている
・指の曲げ伸ばしは痛みでやりたがらないが、少しできている
・膝、顔、腕など全身を確認し、他に打撲や傷はない
上記から、手指のケガだけで済んでおり、まずは傷口の砂と砂利を水道で流すことが先決と判断しました
公園での対応
ティッシュを持ち、近くの公衆トイレに行きました
水道で、砂や砂利がしっかり取れるまで傷口を洗います
さすがにこのときは、強いAくんも泣いてしまいました💦

痛いよね〜
ごめんね、でも血が出てるところにお砂がついたままだと、バイキンさんに変身しちゃうからね
がんばろう!
Aくんは、砂が完全に落ちて洗い終えるまで頑張ってくれました
きれいなティッシュで、水を拭き取り、再度傷口を確認します
炎症もなく、出血も止まりました
絆創膏はなかったので、お砂遊びはしない約束で、

またみんなと遊んでいいよ。園に帰ってから、アンパンマン絆創膏を貼ろうね!
Aくんは元気いっぱい走って、お友達のところに戻りました
園での対応
園に戻り、もう一度きれいに手洗いをしました
炎症もなく、傷口もキレイです

消毒して、絆創膏貼りますか?

水道水でしっかり洗ったので、大丈夫ですよ、絆創膏だけ貼りましょう
今は、消毒薬より水道水でしっかり洗うことが大切だと言われてます
家庭用消毒薬は使用頻度が少ないため、「いつ開封したものなのか」「適切に保管されていたのか」などもわかりません
また、消毒薬を使用することで、園児がまた痛みを覚えてしまってはいけません
消毒が必要なほどのケガの時は、受診を考える方がいいと思っています
例えば、
・広範囲の傷
・骨が露出してしまった傷
・動物、人に噛まれた傷
・出血が止まらない傷(傷口が深い可能性)
などが考えられます
そのような時は、骨が露出してなければ、流水で洗いますが、洗浄後、キレイなガーゼなどで傷口を押さえ、病院受診を考えます
今回の傷はそこまで深くなかったので、絆創膏のみで対応しました
保護者への説明
今回は、お迎えの時に保護者へ説明しました

公園で段差につまづいて転んじゃって、左手の指をケガしちゃいました
お子さん、泣かなくて強かったです
でも砂がいっぱい傷についてたので、水道水でじゃんじゃん洗ったんですけど、その時はさすがに泣いちゃいました💦
傷は深くないので、絆創膏だけ貼ってます
さっき確認したけど、周りが赤くなったりもしてないので、感染も心配しなくて良さそうです
絆創膏だけ、濡れたら張り替えてあげてください
ケガの状況、お子さんの様子を詳しくお話ししたことで、保護者の方も笑顔で対応してくれました
その後の経過
翌日、Aくんのケガを確認したところ、絆創膏も貼っておらず、傷も小さくなっている
感染兆候もありません
ホッとしました
保育園看護師の気づき
公園など園外でのケガは、できる対応が限られます
まずは骨折や他の部位にケガがないかを確認し、傷口は流水でしっかり洗うことを優先しました
今回は、公衆トイレがある広場だったのでよかったのですが、移動途中、公衆トイレがない広場でのケガも考えられます
今回の怪我でわたしが慌てたことがあります💦
実はまだまだ入職して間もないころだったため、救急で対応できる絆創膏などをしっかり準備していなかったのです
この経験をきっかけに、公園に行くときの救急ポーチの中身も見直しました
➡️気になる救急バックの中身はこちら
次の記事で、実際に用意している救急ポーチの中身について紹介しています


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